魔術 芥川龍之介 幻想ミステリ傑作集
芥川 龍之介:著, 長山 靖生:編
発行:彩流社
この版元の本一覧
A5判 288ページ 上製
定価:2,300円+税
ISBN978-4-7791-2543-0 C0093
在庫あり
奥付の初版発行年月:2018年11月
書店発売日:2018年11月27日

紹介

「謎解き」と「解かれざる神秘」という二重の意味で
ミステリにこだわった芥川の
犯罪、探偵、風刺、幻想、神秘、そして心の声が聞こえてくる
ミステリアス傑作集。

芥川龍之介の文章は、身辺の出来事を写生しただけのような
心境小説風の小品から、それどころか
随筆として書かれたものさえ、ほのかに神秘が匂い立っている。

今もよく読まれている芥川は、その意味では
現役の、生きているといってもいいほどの存在なのだが、
その作品にも人生にも死にも、
まだ解かれていない謎があるのである。

現今のアンソロジーにもあまり入らない名作が
現代仮名遣いで甦る!

目次

収録作品


二つの手紙

開化の殺人

疑惑

魔術

沼影

早春

鴉片



蜃気楼

春の夜は

三つの窓

死後

十本の針(遺稿)

饒舌

猿蟹合戦

桃太郎

酒虫

さまよえる猶太人

るしへる

黄梁夢

仙人

おしの

女仙

浅草公園 ―或るシナリオ


解説 理知と不可知のラビリンス 長山靖生

著者プロフィール

芥川 龍之介(アクタガワ リュウノスケ)

あくたがわ・りゅうのすけ
1892(明治25)年〜1927(昭和2)年は、
日本の小説家。
東京帝大在学中の1914年(大正3年)2月に
一高同期の菊池寛、久米正雄らと共に
同人誌『新思潮』(第3次)を刊行。

長山 靖生(ナガヤマ ヤスオ)

ながやま・やすお
評論家。1962年、茨城県生まれ。
鶴見大学歯学部卒業。歯学博士。
文芸評論から思想史、若者論、家族論など幅広く執筆。
1996年、『偽史冒険世界』(筑摩書房)で大衆文学研究賞、
2010年、『日本SF精神史』(河出書房新社)で
日本SF大賞、星雲賞を受賞。
ほかの著書に『鴎外のオカルト漱石の科学』(新潮社)、
『「吾輩は猫である」の謎』(文春新書)、
『日露戦争』(新潮新書)、『千里眼事件』(平凡社新書)、
『奇異譚とユートピア』(中央公論新社)など多数。
『羽ばたき 堀辰雄初期ファンタジー傑作集』、
『詩人小説精華集』、
『丘の上 豊島与志雄 メランコリー幻想集』、
『奇妙な小話 佐藤春夫 ノンシャラン幻想集』
『セレナード 横光利一 モダニズム幻想集』
(全て、彩流社)の編集にも携わる。



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