メルヴィルの世界【増補版】 白い鯨のなかへ
千石 英世:著
発行:彩流社
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四六判 343ページ 上製
定価:3,500円+税
ISBN978-4-7791-2123-4 C0098
在庫あり
奥付の初版発行年月:2015年05月
書店発売日:2015年05月25日

紹介

幻の名著ついに復刊

著者20歳代30歳代のメルヴィル論に増補すること6編、『白鯨』の作者メルヴィルに肉薄する批評精神の火花、ここに!『神の沈黙』(寺田建比古)とともにわが国の戦後メルヴィル論の代表に数えられる千石英世『白い鯨のなかへ』!
その増補決定版の出現である。

グローバル化と反グローバル化の相剋の現在だからこそ、
改めてメルヴィルを読み直す!

『白鯨』(講談社文芸文庫)の訳者が満を持して、
旧版(南雲堂刊)から25 年振りに、
「メルヴィル通底器『マーディ』論」、「『クラレル』断想」などを増補し、
新たに「なぜ、今、メルヴィルなのか?」を書き下ろす、
メルヴィル論の決定版!

※2015 年6 月には慶應義塾大学にて「国際メルヴィル学会」
という世界規模の学会も行われ、
世界中のメルヴィル学者が日本へ押し寄せてきます。

※2014 年12 月に、ミネルヴァ書房の「シリーズ もっと知りたい世界の名作」『白鯨』を
編著書として出したばかりの著者本ですので、
併売するなど展開を期待致します。

目次

◎まえがき なぜ、いまメルヴィルなのか、『白鯨』なのか?
◎裏返された鯨『詐欺師』
◎白い鯨の構造図『白鯨』1
◎イシュメールの帰還『白鯨』2
◎夢の果てへの航海『マーディ』1
◎終りなきおわり『マーディ』2
◎メルヴィル通底器『マーディ』3
◎ペルソナとキャラクター「ホーソンとその苔」と短篇
◎極北の重力『ピエール』
◎隠喩の抱擁『ビリー・バッド』 
◎『クラレル』断層
年譜/著作一覧/注/初出一覧/あとがき/新版に寄せて

著者プロフィール

千石 英世(センゴク ヒデヨ)

文芸評論家・立教大学名誉教授。
1949 年生まれ。東京都立大学大学院文学専攻修士課程修了。
明治大学助教授、東京都立大学助教授、立教大学教授などを歴任。
1983 年、「ファルスの複層—小島信夫論」で第26 回群像新人賞評論部門受賞。
主著に『小島信夫—ファルスの複層』(小沢書店、1988 年)、
『アイロンをかける青年—村上春樹とアメリカ』(彩流社、1991 年)、
『異性文学論—愛があるのに』(ミネルヴァ書房、2004 年)、
『小島信夫—暗示の文学、鼓舞する寓話』(彩流社、2006 年)、
『9・11/夢見る国のナイトメア—戦争・アメリカ・翻訳』(彩流社、2008 年)、
主な共編著に『名作は隠れている』(ミネルヴァ書房、2009 年)、
『小島信夫批評集成』(全8巻)(水声社、2010-11 年)、
『白鯨(シリーズ もっと知りたい世界の名作)』(ミネルヴァ書房、2014 年)、
翻訳に『白鯨』(上下)(メルヴィル、講談社文芸文庫、2000 年)など多数。



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