獄中からの手紙 1973-79はるかなる「かくめい」
岩崎 司郎:著
発行:彩流社
この版元の本一覧
四六判 296ページ 並製
定価:1,600円+税
ISBN978-4-7791-2134-0 C0036
在庫あり
奥付の初版発行年月:2015年06月
書店発売日:2015年06月22日

紹介

「長い時をかけた戦死…。」

沖縄返還をめぐる自衛隊の進出に反対し、基地に爆弾を仕掛けた容疑で逮捕、東京拘置所に勾留されている間に親しい友人に送った書簡集。

「岩崎は獄中で何百冊も本を読み、更に森君にカミュ、ラクロ、プルースト、ヘミングウェイ、ドストエフスキーから、堀辰雄、武田泰淳、田宮虎彦、安部公房、埴谷雄高まで目配り広く差入れを求める。まるで高校時代に読み忘れた忘れ物を、遅れて回収しているようなのだ。…」 (神津 陽)
(社)日本図書館協会 選定図書

目次

序にかえて              杉浦英夫 

友への手紙 I(1973年8月22日 ―1977年5月)
──── 「いまの僕は10年遅れの「文学青年」になっているのです。」
友への手紙 II(1977年5月18日 ―12月27日)
──── 「角栄は ヨッシャヨッシャで 五億円」
友への手紙 III(1978年1月6日 ―7月24日)
──── 「裁判官の方も僕の方もそれぞれ多少サドとマゾの気が……」
友への手紙 IV(1978年 盛夏 ―1979年4月12日)
──── 「アマチュアとして、労働者革命家としてやっていきたい……」

「戦(いくさ)に果てなば 山に埋めてや……」 森 勇二郎 

師について ── 雪山慶正先生    森 勇二郎 

別れの言葉 ──────────────────
無口な男の寂しさに満ちた死   神津 陽 
専修大学学生運動小史  荘 茂登彦 
岩崎司郎はこうして甦る  佐藤 秋雄 
今さら急がず、もう少しつき合っても……  佐藤 晃 
救援活動で苦労をさせられた日々   田中 正弘 
一番多難な時期に運命を共にした  倉田 豊寛 
ベトナム戦争反対と真夜中走り回った頃  坂本 俊 
僕らのリーダー  新井 敏 
二人で一日に八本の映画を観たことも   標 逸夫 
「長い時をかけた戦死」  山中 漠 
いつも本屋で立ち読みする男  堀部 政明 
出獄後の再会  白井 健次 
『土田・日石・ピース缶事件』元被告から  榎下 一雄 
ホーチミンへ来てほしかった  堀 秀夫 
東拘ペンパルから冤罪裁判支援の同志に  雪野 建作 
「子ども向けハングル講座」  丹藤 登志子 
ハングルの会と“ガンちゃん侠気”  川前 泰海 
元祖おせっかいおじさん  赤石 千衣子 
異議申し立てを貫いた生涯    向井 光也 
私は建設職人じゃない……  宮本 一 
バブル経済の崩壊直後の困難な中での活動  奈良 統一 
行政書士がなんで土建役員に?   塩崎 幸 
東京土建中野支部上鷺宮分会   勝亦 裕一 
   勝亦 とも子 
   役員一同 
四国・丸亀藩の末裔   高桑 勲 
おぼろげな中の鮮やかな光景   森 佳子 
好きなことをやって生きてきた父  岩崎 耕治 

岩崎司郎 年表 ───────────────────
あとがきにかえて  岩崎 多恵子 

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

岩崎 司郎(イワサキ シロウ)

1945年、北海道洞爺村生まれ。伊達高校卒業後、1965年、専修大学入学後、共産主義者同盟傘下の社学同の活動家として学生運動に参加。1972年、沖縄返還をめぐる自衛隊の進出に反対し、北熊本基地に爆弾を仕掛けた容疑で逮捕、東京拘置所勾留、長期にわたる裁判。79年実刑判決を受け府中刑務所に下獄。80年7月出所。87年、東京土建支部の組合員として活動を開始。94年書記長に。2010年まで役員として活動。2013年6月、病の治療を拒否し死亡。



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