歴史への責任、権力への対峙のために思想の廃墟から(仮)
鵜飼 哲:著, 岡野 八代:著, 田中 利幸:著, 前田 朗:著
発行:彩流社
この版元の本一覧
四六判 256ページ 並製
予価:2,300円+税
ISBN978-4-7791-2440-2 C0021
近刊
奥付の初版発行年月:2018年03月
書店発売日:2018年03月06日

紹介

民主主義の中にはデーモンが隠れている。
あるいは、民主主義の中からデーモンが生まれてくる
――
戦争責任、戦争犯罪、象徴天皇制、靖国参拝、
「慰安婦」問題、自衛隊、日米安保、沖縄米軍基地、
核兵器、原発事故、原発再稼働……

私たちの民主主義とはいったい何だったのか。
何度も問われてきたはずの問いを、
今なお私たちは問い続けなくてはならない。
フランス滞在から帰国後の思想家・鵜飼氏、
ハンナ・アーレント等、政治思想の研究者・岡野氏、
軍事史が専門の田中氏に、
前田朗氏がインタビューで鋭く斬り込む。

目次

もくじ

はしがき――デーモンクラシーと闘うために

第1部 歴史、記憶、責任、そして――

第1章 「慰安婦」=性奴隷について語る意味/岡野八代

第2章 世界の中の「慰安婦」問題/田中利幸

第3章 レイシズムに覆われた世界/鵜飼哲

第2部 権力としての原発、対峙する民衆

第1章 民主主義にとって原発とは/岡野八代

第2章 原発と原爆の密接なつながりを問う/田中利幸

第3章 私たちはどこにいるのか/鵜飼哲

著者プロフィール

鵜飼 哲(ウカイ サトシ)

うかい・さとし
一橋大学大学院言語社会研究科教授。
哲学、フランス現代思想。
主著
『償いのアルケオロジー』(河出書房新社)、
『抵抗への招待』(みすず書房)、
『応答する力――来るべき言葉たちへ』(青土社)、
『主権のかなたで』(岩波書店)、
『ジャッキー・デリダの墓』(みすず書房)。
訳書に
ジャック・デリダ『他の岬――ヨーロッパと民主主義』、
『盲者の記憶――自画像およびその他の廃墟』、
『友愛のポリティックス(1・2)』、
『ならず者たち』(以上、みすず書房)など。

岡野 八代(オカノ ヤヨ)

おかの・やよ
同志社大学グローバルスタディーズ研究科教授。
政治学、政治思想。
著書に
『法の政治学』(青土社)、
『シティズンシップの政治学』(白澤社)、
『フェミニズムの政治学』(みすず書房)、
『戦争に抗する――ケアの倫理と平和の構想』
(岩波書店)。
共著に『憲法のポリティカ
――哲学者と政治学者の対話』(白澤社)。
訳書に
アイリス・マリオン・ヤング
『正義への責任』(岩波書店)、
エヴァ・フェダー・キテイ
『ケアの倫理からはじめる正義論』(白澤社)など。

田中 利幸(タナカ トシユキ)

たなか・としゆき
元広島市立大学広島平和研究所教授。
歴史学、軍事史。
著書に
『知られざる戦争犯罪
――日本軍はオーストラリア人に何をしたか』(大月書店)、
『空の戦争史』(講談社現代新書)。
英語の著書・論文多数。

前田 朗(マエダ アキラ)

まえだ・あきら
東京造形大学教授。刑事人権論、戦争犯罪論。
著書に
『戦争犯罪論』、
『ジェノサイド論』、
『人道に対する罪』(以上青木書店)、
『非国民がやってきた!』、
『パロディのパロディ――井上ひさし再入門』
(以上耕文社)、
『増補新版ヘイト・クライム』、
『ヘイト・スピーチ法研究序説』(以上三一書房)、
『旅する平和学』(彩流社)、
共著に
『東アジアに平和の海を』、
『「慰安婦」問題・日韓「合意」を考える』
(ともに彩流社)、
訳書にラディカ・クマラスワミ
『女性に対する暴力』(明石書店)、
メロディ・チャビス
『ミーナ――立ちあがるアフガニスタン女性』
(耕文社)など。



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