アメリカの国立公園、わが心の地形図大地の時間(仮)
テリー・テンペスト・ウィリアムズ:著, 伊藤 詔子:訳, 岩政 伸治:訳, 佐藤 光重:訳
発行:彩流社
この版元の本一覧
A5判 384ページ 並製
定価:3,800円+税
ISBN978-4-7791-2546-1 C0022
近刊
奥付の初版発行年月:2019年01月
書店発売日:2019年01月16日

紹介

国立公園は、人類と野生の交差点!

ワイオミング州のイエローストーンから
メイン州のアカディア、テキサス州のビッグ・ベンドに至るまで、
慎重に選ばれた12の公園を通して、
各地に遍在する壮大な肖像画が描き出される。

自然破壊が進みアメリカの国立公園が着実に消えている今こそ、
国立公園が意味する意義を問い直す。

目次

国立公園の領域を地図化する


第一部  国立公園のはじまりを風に聴く


 1 アメリカの国立公園――その定義

 2 ワイオミング州グランド・ティートン国立公園
――約束を守る

 3 ノースダコタ州セオドア・ルーズベルト国立公園
――すべては風が知っている

 4 メイン州アーカディア国立公園
――岩石、鋼、銀河


第ニ部  国立公園の衰退と風の教え


 5 ペンシルヴェニア州ゲティスバーグ国立軍事公園
――勝ち負けはない

 6 アイオワ州エフィジー・マウンズ・ナショナル・
モニュメント――死を受け入れる、ただし集いとして

 7 テキサス州ビッグ・ベンド国立公園
――かの風に問えば答えてくれる

 8 アラスカ州ゲーツ・オブ・ジ・アークティック
国立公園――空間にはプライヴェートなものは何もない

 9 フロリダ州とミシシッピー州
ガルフアイランズ国立海岸公園
――これ以上他者へどうすればよいのだ、他者たることへ


第三部  国立公園の未来と風の行方


 10 ユタ州キャニオンランズ国立公園
――われらは見知らぬ風に乗る、と風がいう

 11 カリフォルニア州アルカトラズ島、
金門橋国立保養地
――身体は跡形もなく消え去り、売買が成立した

 12 モンタナ州グレーシャー国立公園
――あらゆる証人に成り替わり、代理人となり、
消滅させるこれらのことはあまりにも行き過ぎである

 13 カリフォルニア州セザール・E・チャヴェス
国定記念物と未来
――続けよう、と私は心に思う
―それで終わりにはなるまい―まだだ


著者について

アメリカの国立公園一覧表

訳者あとがき

著者プロフィール

テリー・テンペスト・ウィリアムズ(テリー テンペスト ウィリアムズ)

Terry Tempest Williams (1955-)
米ユタ州出身のアメリカを代表する
ネイチャーライターにして、
エコフェミニスト、環境アクティヴィスト。
ユタ州立大学修士、名誉博士。
名作『鳥と砂漠と湖と』(Refuge、1991)で
一躍世界で認められ、世界各地での講演も多数。
『リープ』(Leap)、
『女性が鳥だったころ』(When Women Were Birds)、
『赤い大地』(Red) 等、17の作品で知られる。
最近は
『民主主義への開かれた扉』(The Open Space of Democracy)等、
政治的著作でも知られ、
シエラクラブ・ジョン・ミューア賞、西部文学賞等受賞も多い。

伊藤 詔子(イトウ ショウコ)

いとう しょうこ
広島大学名誉教授、環境文学とエコクリティシズム、
アメリカンルネッサンス研究者。
著書
『よみがえるソロー』(柏書房、1998年)、
『アルンハイムへの道』(桐原書店、1986)、
『ディズマルスワンプのアメリカンルネサンス』
(音羽書房鶴見書店、2017)、
『エコトピアと環境正義の文学 日米より展望する
広島からユッカマウンテンへ』
(監修、編著、晃洋書房、2009)、
『はじめてのソロー 森に息づくメッセージ
NHKカルチャーラジオ 文学の世界』(NHK出版、2016)
など多数。
日本ソロー学会顧問、ASLE、国際ポー学会名誉会員、
日本ポー学会副会長、エコクリティシズム研究学会代表。

岩政 伸治(イワマサ シンジ)

いわまさ しんじ
白百合女子大学文学部教授。
著書等に
共著、責任編集『環境人文学の地平』(弘学社、2017年)、
共著『映画で読み解く現代アメリカーオバマの時代』
(明石書店、2015年)、
共訳『平和を作った世界の20人 岩波ジュニア新書 』
(岩波書店、2009年)、
編訳『ソロー語録』(文遊社、2009年)。

佐藤 光重(サトウ ミツシゲ)

さとう みつしげ
成城大学文芸学部准教授、日本ソロー学会副会長。
著書等に
共著『物語のゆらめき アメリカン・ナラティヴの意識史』
(南雲堂、1998年)、
共著『新たな夜明け  『ウォールデン』出版150年記念論集』
(金星堂、2004年)、
共著『ソローとアメリカ精神  米文学の源流を求めて
ヘンリー・ソロー没後150周年記念論集』(金星堂、2012年)など。



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