楽しい 裁ち折り紙
平井 光廣:著
発行:本の泉社   発売:本の泉社
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オールカラー 106ページ
定価:1,600円+税
ISBN978-4-7807-0234-7 C0076

奥付の初版発行年月:2010年04月
書店発売日:2010年04月12日

紹介

1枚の紙を裁ち、図面の線を山折り、谷折り、挿し込むことにより、立体的に組み上げるものです。想像力を養い、思考力を高める趣味の工作です。
1枚の紙から完成までの過程を楽しみながら組み立ててください。

前書きなど

 はじめに

 今から13〜14年前のことです。
 サラリーマンだった私は、ある日、お客さんからハガキ大の1枚の紙を頂きました。二つ折りの紙を開いてみると、そこには縦線のみに切込みが入っていました。山折り、谷折りを繰り返し、90度の状態にしてみると、なんとヨーッパの古城にも似た立体的な宮殿が浮かび上がってくるではありませんか。
 この紙を持ち帰った私は、その日から、方眼紙に、想像できる範囲の簡単なお城を、いくつも書いては、折り上げることに没頭しました。
 思い起こせば、これが、私の「裁ち折り紙」の原点です。
 さらなる作り始めのきっかけは、町内の小学校2年生の女の子に「うさぎさん作ってよ!」と頼まれ、すぐに応えて喜ばれたことでした。それからというものは、一枚の紙に絵を書いては、切り抜き、どうにか立体的にできないかと、毎日試作を繰り返しました。トンボやチョウチョ、玉虫と作るうちに、いつしか楽しさとおもしろさにはまり、工夫さえ心地よく、色々なものにチャレンジする様になりました。
 ある時、絵になるものを探して、パンフレットを見ていると、中央に教会がある橋の写真が目にとまりました。世界の橋を調べているうちに、この橋が「サン・ベネゼ橋」と分りました。でも写真は、どう探しても、正面や斜めからのものばかり。作成しようにも、後ろ側の様子は全く分からず、図面を書くことはできませんでした。そこで、最初に手掛けたのが横浜のベイブリッジでした。いくつかの橋を作るうちに、このような紙細工は、いったい何と呼ばれているのか気になり、調べてみました。
「切り折り紙」、「折り紙建築」は、限定的に合致。「ペーパークラフト」は、似てはいるものの、ぴったりせず、どれもあてはまりません。どうしても、私が納得できる総称としての呼び名は、見当たりませんでした。
 思案していた時、ふと、昔洋裁をしていたお袋が、“裁ち紙”という言葉を使っていたのを思い出しました。裁って折るものなので「裁ち折り紙」という呼び名がすぐに頭に浮かびました。早速「裁ち折り紙」を、ネットで検索してみました。「ひと裁ち折り紙」はありましたが、「裁ち折り紙」で、該当するものはひとつもありません。
「裁ち折り紙」は、それならと、私が勝手に命名したものです。ご承知おきください。
「裁ち折り紙」は、一枚の紙を裁ち、図面の線を山折り・谷折り・差し込むことにより、立体的に組み上げるものです。想像力を養い、思考力を高める趣味の工作です。
 どうぞ、一枚の紙から完成までの過程を楽しみながら組み上げてください。
 また、これを機に、多くの方々に「裁ち折り紙」の楽しさを知っていただき、ご自分でも作っていただければ、これほど嬉しいことはありません。
日ごろの健康に感謝し、みなさまのいっそうのご健康とご多幸を祈って!
                         2009年11月  平井光廣

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著者プロフィール

平井 光廣(ヒライ ミツヒロ)

1948年、三重県津市に生まれ、東京の田舎育ち。葛飾区立鎌倉小学校が初めての学舎。
工業高校を卒業後、大手自動車会社に入り、2級整備士を取得後、カーコンサルタント、営業職を学ぶ。多くのお客様から人としての生き方、感謝の心から生まれる義理と人情、無明は知の源であることを学ぶ。
1995年頃、1枚の紙からつくる立体図形に興味を持ち、現在の裁ち折り紙、裁ち折り鶴の創作に至る。



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