──史的唯物論の復権をめざして──歴史と社会の唯物論
今井伸英:著
発行:本の泉社
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A5判 344ページ 上製
定価:2,300円+税
ISBN978-4-7807-0637-6 C0030

奥付の初版発行年月:2010年10月
書店発売日:2010年10月18日

紹介

 現在、日本の国家構造の「最奥の秘密、隠された基礎」(マルクス)となっているのは、ヨーロッパ諸国にはみられない、労働者の厳しい隷属状態です。この現状から出発して議会と選挙の道によって実現すべき日本の根本的な変革のためには、その前提として職場での労働者の自由の獲得と基本的人権の確立が不可欠な条件となっています。労働者の多数が隷属状態に追い込まれていることを自覚した時、社会変革の巨大なエネルギーが発揮されるでしょう。そして、わが国の民主主義的変革は、労働者の隷属状態を大きく克服します。
 日本社会のこの発展法則は、その後につづく経済的な改革によって未来社会に進む過程でも作用するでしょう。日本の未来社会は、現在、社会主義をめざしている国々がまだ達成していない、労働者の隷属を克服する課題において模範となる可能性をはらんでいるのです。──「はじめに」より

目次

はじめに ────────────────────────── 9

第一章 新人誕生のなぞと唯物論哲学 ───────────── 13

第二章 国家、文明の形成と共同体論 ───────────── 63

第三章 古代、中世社会における階級闘争 ─────────── 103

第四章 労働者の人権と労働組合運動 ───────────── 151

第五章 20世紀前半における世界の構造変化 ───────── 211

第六章 世界を変革した人民の闘争──20世紀後半 ────── 253

終 章 史的唯物論の再生(ルネッサンス)を ──────── 331

あとがき ───────────────────────── 339

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著者プロフィール

今井伸英(イマイ ノブヒデ)

1935年生まれ。1958年、
横浜国立大学工学部卒業。
1958年4月、大日本印刷株式会社に入社。61年3月、同社を退社。
 以後、青年運動・政治活動・
ジャーナリズム・労働者教育運動に参加。
 現在、東京学習会議・常任理事。
東京労働学校講師。

(著 書)
『青年の生きがいと社会進歩』
 (1979年、新日本出版社)
『暮らしのなかの政治』(1983年)
『丸山真男と戸坂潤』(2000年、論創社)
『私たちの“共産党宣言”』(2006年、
本の泉社)



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