王城の朝・奈良朝人物秘伝
三宅 蓮城:著
発行:叢文社
この版元の本一覧
四六判 520ページ 並製
定価:2,000円+税
ISBN978-4-7947-0616-4(4-7947-0616-2) C0093

奥付の初版発行年月:1001年01月

紹介

変革のときに、人はいかに生きるべきか。奈良時代(正確には飛鳥時代末期から平安時代初頭まで)を、とりあげた連作短編集。舞台となるのは、古代国家におけるひとつの原点であり、唐に範をとった律令国家が完成して爛熟した文化が花ひらいた。豪華絢爛な時代だが、そのいっぽうで政変や政争のあいつぐ血なまぐさい時代でもあった。完成したばかりの律令国家は、その直後から早くも崩壊過程に入り、皇位や政権の座をめぐって多くの血がながされた。できるだけ史実に忠実なストーリーで、歴史の真実に迫る。

目次

系図
藤原不比等伝
吉備真備伝
藤原仲麻呂伝
道教伝
藤原百川伝
大伴家持伝
和気清麻呂伝
桓武天皇紀

前書きなど

天が高い。
きのうまでの雨がうそのように晴れ上がって、さわやかな秋の空である。鳶が一羽、山を越えて、東の大倭(大和)へ飛び去ろうとしている。
その鳶を目で追いながら、馬上の不比等は、つれの男たちに声をかけた。したがう男たちはふたり。ひとりは壮年、いまひとりはまだ若い。ふたりとも老いた馬に乗っている。・・・本文書き出し

版元から一言

平城遷都1300年に、古人が本書で蘇ります。史実にそって書かれた文章は歴史の勉強にもうってつけ。

著者プロフィール

三宅 蓮城(ミヤケ レンジョウ)

東京都出身。東京大学法学部卒業。会社勤務を経て、現在、歴史研究家、著述業



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