赤い男爵後藤新平
田中重光
発行:叢文社
この版元の本一覧
四六判 592ページ 並製
定価:2,000円+税
ISBN978-4-7947-0663-8 C0093
在庫あり
奥付の初版発行年月:2011年05月
書店発売日:2011年05月10日

紹介

関東大震災から東京を復興させた決断の男。
明治という肇国の時代が生んだ巨人。
「私がやらんと、誰がやる。
名誉でもなんでもない、この国の将来を案じて、私がやるのだ。
衛生、医師、植民地経営、政治、帝都復興計画、鉄道、電気、郵政」
二千年の歴史を振り返り、百年の未来を探り、その予見にたって都市計画を構築した男の
生き様を、建築家の視点から描き出すーー。

目次

初春の光
再 会
医師への道
ローレッツ教授との出会い
西南戦争と大阪陸軍臨時病院
衛生行政への開眼
長與専斎との出会い
岐阜の夜
内務省衛生局への登用
結 婚
北里柴三郎との出会い
市区改正計画と官庁集中計画
バルトン
国家衛生原理と新平その愛
ドイツへの留学・ベルリン大学
ミュンヘン大学へ
ドクトル・メジチーネ博士号取得
衛生局長就任と北里伝染病研究所
新平の誤算 ― 相馬事件
日清戦争と臨時陸軍検疫部
植民地経営 …… いざ台湾へ
台湾統治 ― 人材登用と行政改革
台湾統治 ― 土匪招降策
台湾統治 ― 阿片制度
台湾統治 ― 第一回台北市区計画
台湾統治 ― 第二回台北市区計画
台湾統治 ― 新渡戸稲造の招聘
台湾統治 ― 台湾神社
台湾統治 ― 第三回台北市区計画
台湾統治 ― 国づくり
台湾統治 ― 文装的武備
台湾から、そして満洲へ
満洲経営 ― 午前八時主義
満洲経営 ― 西太后への三跪九叩の礼
満洲経営 ― 大連港と撫順炭鉱
満洲経営 ― 鉄道付属地・奉天と長春の都市計画
政治家成る いざ政界へ参陣・そして喜美へ
第二次桂内閣 ― 逓信省・鉄道院改革・長尾半平
第二次桂内閣 ― 東アジアの諸問題と内政
つかの間の在野へ
桂三次桂内閣 ― 大正政変・破壊
満鉄人事 ― 怒り
野に放たる ― 野望
政権打倒へ ― 闘う
寺内内閣 ― 挑む
寺内内閣 ― 失策
欧米視察 ― 省察
東京市長 ― 八億円計画・東京市政調査会
ワシントン体制 ― ヨッフェ会談
関東大震災起こる 直ちに復興せよ!
帝都復興計画 ― 夢そして
帝都復興計画 ― 忍従
晩年 ― 政治の倫理化と日ソ会談

版元から一言

現代の政治家に求められるものは、先見性、洞察力、そして決断力。

著者プロフィール

田中重光()

一級建築士。2005年『近代・中国の都市と建築』相模書房で第23回大平正芳記念賞特別賞受賞。2007年『大日本帝国の領事館建築』相模書房、2010年「後藤新平の台湾ランドスケープ・デザイン」(『都市デザイン』藤原書店)などがある。その他、東アジアの都市と建築における論文多数あり。



▲ページの上端へ