皆殺し映画通信 冥府魔道
柳下毅一郎:著
発行:カンゼン
この版元の本一覧
四六判 314ページ 並製
定価:1,800円+税
ISBN978-4-86255-335-5(4-86255-335-4) C0074
近刊
奥付の初版発行年月:-0001年12月
書店発売日:2016年06月20日

紹介

いったい誰がこんな映画作ったんだよ!!

行くも修羅、下がるも修羅!!
刺客、柳下毅一郎、涙隠して映画を斬る!!

激辛映画評論家・柳下毅一郎がとことんメッタ斬り!!
日本映画50本、タブーなき殺しのレビュー!!

世界に映画はあふれている。
一般社団法人日本映画製作者連盟の調査によれば
2015年に公開された映画は邦画581本、洋画555本の合計1136本。
毎日三本の映画が公開された勘定だ。
もちろんこれを全部見ている人はいないだろう。
日本映画をすべて見て、その全貌を語れる人間などどこにもいない。(中略)
映画というのはあなたが考えているようなものではない。
それはもっと深く不思議な世界なのである。
映画を見ていれば、こっちの浅知恵をひっくり返すような出会いが
かならずどこかに存在する。思ってもみなかったような映画が存在するのだ。(本書序章より)


【収録作品】

『寄生獣』
映画より先に原作コミックを読んではいけない

『さよなら歌舞伎町』
お遊戯感のただよう少女漫画レベルのメルヘン歌舞伎町ロマン

『ジョーカー・ゲーム』
あのさあ、オレもう「さあゲームのはじまりです」禁止って言ったよね? 何度も何度も言ったよね?

『娚の一生』
エロにも暴力にもトヨエツ一人勝ち。みんなこれを見てトヨエツの恐ろしさを知るといいよ!

『予告犯』
泣かせに入ったとたんに物語が停滞してしまう、日本映画の宿痾。いい話にしようとか考えちゃダメ

『バケモノの子』
すべてを説明しつくしてやる! 最初から最後まで登場人物が自分の心情と行動をすべてをセリフで説明する史上最悪の副音声映画

『図書館戦争 THE LAST MISSION』
ああ、おままごと。「図書隊」はもちろん馬鹿、お話は輪をかけて白痴。馬鹿に完全に包囲された図書館

『劇場版MOZU』
ストーリーはほぼ不明。悪役という悪役が笑う。ヒャハハハ、キャッハー、ウヒャヒャ。ほぼ全員が「中学生が考えた悪党」

『きみと見る風景』
こちらは制作総指揮が市長! 無理矢理合併した市には寄って立つべきアイデンティティなど存在しない。ならば映画だ!


……等々、殺しのレビュー50本掲載!!


【特別企画】
皆殺し映画放談 2015日本映画をメッタ斬り!
柳下毅一郎(映画評論家)×モルモット吉田 (映画評論家、ライター)

物議を醸す「皆殺し映画大賞2015」を大発表!!!

著者プロフィール

柳下毅一郎(ヤナシタキイチロウ)

柳下毅一郎(やなした・きいちろう)
1963年大阪生まれ。映画評論家・翻訳家。多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科非常勤講師。
雑誌『宝島』の編集者を経てフリー。ガース柳下の筆名で
『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判』(洋泉社/文春文庫)を町山智浩と共著している。
著書『興行師たちの映画史 エクスプロイテーション・フィルム全史』(青土社)、
『新世紀読書大全 書評1990-2010』(洋泉社)など多数。訳書にR・A・ラファティ『第四の館』(国書刊行会)など。



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