校舎で・クラスで…… 過敏症の原因が? 香り、化学物質で苦しむお友だちおそい・はやい・ひくい・たかい 79号
岡崎勝:編
発行:ジャパンマシニスト社
この版元の本一覧
A5判 並製
定価:1,200円+税
ISBN978-4-88049-579-8 C0077
在庫あり
奥付の初版発行年月:2014年05月
書店発売日:2014年05月25日

紹介

食品添加物、農薬(殺虫剤)、医薬品、洗剤、
化粧品、塗料、接着剤、ワックス、衣料用防虫剤、
住宅の建材や家電製品・家具などなど。
日々の暮らしのなかに合成化学物質があふれ、
直接・間接的に私たちの身体に取りこまれている。
世界中で約10万種。うち日本では、数万種の
合成された化学物質が使われているという。

化学物質の影響による「化学物質過敏症」という病。
悩んでいるのは、現在100万人ほどと推定される。
学校で発症のきっかけとなる「シックスクール」で
被害を受けている子どもたちも増えている。
それなのに、自治体も学校も、社会の問題としても、
本気でとりくむ姿勢がまだ見られないのが現実。
大人はもっと関心をもって、解決に力を注いでいかなければ。
せめて、香料など、避けることができるものだけでも見直したい。
「気のせい」とかたづけず、目の前にいる、
苦しむ子どもの訴えをしっかり聞き、真剣に考えたい。

目次

6 特集のはじめに
「大量で・微量で」起こること
富山洋子(前日本消費者連盟代表)

12 知らないことを「ないこと」にしないでほしい。
─ぼくが中学校の耐震工事で
化学物質過敏症になって七年がたちました。
田口 航(大学生)

23 ─突然発症したわが子と
私? モンスターペアレンツ!?
田口満里(書道教室主宰)

28 学校のなかの有害な化学物質って、どれくらいあるの?
─気づくこと・対策をとるということ
近藤博一(学校事務職員)

35 化学物質過敏症とはなにか?
─専門診療医の診察より
宮田幹夫(北里大学名誉教授・「そよ風クリニック」院長)

50 発症者の活動から
①自身の体験から会を立ち上げて
海老原節子(「全国化学物質過敏症患者の会」代表)
②一四年の支援を通して
広田しのぶ(特定非営利法人「化学物資過敏症支援センター」事務局長)

60 子どもたちに伝えるとき・教えるとき
─見える例「花粉症」に置きかえて
柳沢幸雄(東京大学名誉教授・開成中学・高等学校校長)

75 香料メーカーの思惑
─欧米では学校・病院「無香料」の流れ
古庄弘枝(ノンフィクションライター)

82 精神神経科医として
「気のせい」「神経質」を超えた治療の可能性
石川憲彦(児童精神神経科医)

100 「嗅覚の過剰反応」と精神神経科の診断を受けて
東京都・MK

101 特集のおわりに
「基準はクリア」でも、子どもはクリアしてない
─そのとき教員のとるべき対処と配慮
岡崎 勝(本誌編集人・小学校教員)

連載
106 子どもたちの情景
─そばにそっといた私から見えたこと 最終回
「はるとくんのたくましさ」
ひらのゆうこ(大学院生)
×
浜田寿美男(発達心理学・法心理学者)

113 障害のある子は、普通学級に行けないの? ⑥
入学を勝ちとるために
山田 真(小児科医)

119 ohaの本棚

122 み・ん・なの手紙

124 『ち・お』100号!&『お・は』80号! ありがと〜!! イベント開催決定

126 『ち・お』『お・は』を読む会リスト

129 モニター会員大募集

130 編集後記

132 [アピール] 原発のない日本を

140 バックナンバー常備店

著者プロフィール

岡崎勝(オカザキマサル)

1952年愛知県名古屋市生まれ。小学校教員歴36年。著書に「きみ、ひとを育む教師ならば」「ガラスの玉ねぎ こどもの姿を写し出す1年白組教室通信」(ともに小社刊)、「みんなでトロプス!」(風媒社)、「学校再発見!」(岩波書店)、「新・子どもと親と生活指導」(日本評論社)、共・編著に「友だちってなんだろう」(日本評論社)、「がっこう百科」(小社刊)など多数。学校バトルを楽しみながら、遊び心を失わないで、したたかに生きたい。



▲ページの上端へ